2025年がスタートしてもう1ヶ月があっという間に経ちました。
年が明けてもこの物価上昇の折に相変わらず忙しくさせていただいて、本当にありがたいことでございます。
新年早々悲しいお知らせで申し訳ないのですが、店頭でのみ販売しているお買い得コーヒー豆を
2月末で終了させていただくことにしました。
在庫のなくなるものから終了になりますが、ブラジル・サントスはすでに販売終了となっております。
3月からは中煎り、中深煎り、深煎りのブレンドをそれぞれご用意して、在庫を引き延ばしたいと考えてます。
ただ、在庫がなくなった後はどうしようもないかと・・・夏まで持つかどうかってところです。
2021年7月から高騰を続けているコーヒー生豆ですが、昨年の11月に2025年もブラジルが不作になるとの
見通しが発表されて更に先物相場が上昇し、12月10日には過去50年で最高値を更新したと思ったら、
今年に入って1月21日から更に上昇し続けています。
天井知らずな感じで、どこまで上がるんだろう?と不安しかありません・・・今日も最高値更新してます。
ニューヨーク先物相場は2019年頃の4倍になってます。
お米で例えるなら5キロ2000円で買えてたものが8000円になってる感覚ですね。
うちの仕入れ値も1月の価格表が目玉が飛び出る金額になってますし、2月分もすごい価格になりそうです。
生豆業者の方でもお安い豆から軒並み売り切れになってます。
相場で動いているコモディティ品より農園ものの方が安くなる逆転現象が起きてますが、
農園ものも価格が上がって来ています。
まあ、価格高騰は分かっていたので、うちも手持ちの在庫を増やすだけ増やしてあり、
今年1年くらいは大丈夫かな?とは考えてますがコモデティ品に関してはどうにもならない感じです。
買い増しするタイミングが全然ありませんでした。
2025年は色んな意味で転換の年になるのかな?と思うのですが、もうコーヒー豆を
200g1000円以下で販売できる時代は終わってしまったのでしょう・・・
コーヒーがなんだかえらい高級品になってしまいそうです。
2024年はエルニーニョの影響でブラジル、ベトナム、インドネシアが干ばつに見舞われ、
かなりの減産になりました。
世界のコーヒー生産量トップ3の国で減産したのが価格高騰に繋がりましたが、ブラジルでは
コーヒーの樹が枯れたり、かなり強めに剪定をかけたりと、2025年も減産する見込みです。
EUは森林破壊防止規則の適用が1年延期になったので、まだまだ買いを強めそうですし、
アメリカではトランプ大統領が関税をかけるのではないかとの懸念から買い増しするロースターが多いので、
需要が更に増えそうです。
コーヒー生豆の生産量が上がることを祈るしかないですね。
気づけばドトールさんのコーヒーSサイズがその昔は1杯150円だったのが今や280円になってますし、
各大手ロースターさんもこの春またまた20~30%値上げされるそうです。
コンビニコーヒーが前は100円だったんだよな~、なんて会話がなされる日も遠くなさそうですね・・・
なかなか厳しい状況ではありますが、なるべく相場よりはお安く販売できるよう頑張りますので、
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。