大雨が降り続いて各地で河川の氾濫や土砂崩れが起きていて心配です。
皆様、無事にお過ごしでしょうか?
8月とは思えない気温で、肌寒いくらいですね。
タイトル通り、このところコーヒー生豆の価格が高騰しております。
色々と原因があるのですが、1番はブラジルの減産です。
今年は裏作(豊作の表作の次の年は樹が疲れて実があまり生らないのです。)にあたり、
そもそも減産が見込まれていたところに干ばつで雨が少なく、とどめに27年振りに広範囲に
霜が降りるという踏んだり蹴ったりな状況です。
ブラジルはアラビカ種の生産量第一位ですから、減産ということになると先物相場も上がります。
アメリカやヨーロッパではワクチン接種が進み、コーヒー豆の需要も高まることから買い控えていた
ロースターも在庫を増やすべく買い付けを増やすタイミングだったのも高騰の一因だそうです。
コロナによるコンテナ不足もあり、原油価格も高いため輸送費が高くついてるところに円安という、
もうどうにもならんでしょ・・・お手上げ状態です。笑うしかない!
高騰が激しいのがブラジル、コロンビア、タンザニア、グアテマラ、ホンジュラス辺りですが、
コロンビアの上がり方が尋常でなく、17年間コーヒー豆を販売してますが、ここまで上がったのは初めてです。
コロンビアは4月15日に議会が提出した税制改革に反対するデモやストライキ、抗議活動が全国規模で行われ、
主要な道路が封鎖されたため、コーヒー豆を港に運ぶことが出来なかったそうです。
現在はストが解除され、物流も元に戻りつつあるそうですが、停滞していた在庫分が消費国に出荷されるまで
後2ヶ月は掛かるだろうと予想されています。
スタンダード品はニューヨークの先物相場で価格が変動しますが、需要と供給のバランスだけでなく
投機対象であるが故に急に高騰したりするので動向に注意が必要です。
なるべく上がる前に買うことで何とかしてきましたが、ちょっと今回の大波は価格を維持することが難しく・・・
9月までには販売価格の見直しをさせて頂きます。
なるべく値上げ幅が小さくなるようにとは考えてますが・・・(大手さんは2割上がるそうです。)
申し訳ございませんが、どうぞよろしくお願いいたします。